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攫の趣味に偏りまくったブログサイトです。
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なんでか掲示板に書き込みができなくなった攫です。
とりあえず掲示板の返信はこちらの日記でいたします。
書き込みできない場合は、コメント欄に足跡ぺったりお願いします。




ていうか。
一万超えとるーーーーっ!!
なんだこのドッキリ!
またリクエストでもとりましょうか…。



----------------掲示板返信-------------------
慧様>

おおおお遅くなってすいません……!(土下座)

グランギニョール三人組(謎)は、私が書いてて一番楽しいキャラクターたちですので、気合いが入ります。ルークも楽しいですが、やっぱりアリエッタの純粋さとか、ディストのヘタレ(または男前さ)とかシンクの苦労症とかは表現に四苦八苦しつつも楽しいです。プラチナレベルにかかればきっと城のひとつやふたつは軽く落とせると思います。…ディスト活躍とシンク活躍のバージョンも書こうかな。←

あ、サイト掲載の方ですが、あんなものでよろしいのでしたらぜひとも載っけてやって下さい。
まったく問題ありませんよ。むしろありがとうございます…!

結構ヘタレな攫ですが、これからも電撃!をよろしくお願いします。
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世界が私たちを否定する。
なぜなぜと私たちが問いかけるも、世界は私たちを否定するばかり。
憤慨する者、悲しむ者。私は後者だった。
あんなにも努力したではないか。
それなのにどうして世界を滅びに導くなどと罵られる。
王宮にももはや居場所はない。
王である父でさえ庇いきれないほどの不満の声が上がっている。
離宮に追いやられ、ひとり嘆く日々。

そんなある日、窓からいとしい真紅が飛び込んだ。
ああ、これで解放されると。
根拠もなく、そう思っていた、のに。



がたがたと体が震える。
目の前で笑っている、その少年は確かに自分の幼なじみだ。
癖のない真紅の髪が柔らかに靡く。
弓を構えんとした腕に力が入らない。
自分の知っている頬笑みではないそれが自分に向けられている。
偽物だと王宮を追われた時、慰めてくれたひと。
私を支えてくれた、いとしいひと。
その彼がなぜ、私に、そんな、(冷たい笑みを)




「教えてやろうか、ナタリア」




びくりと体が跳ねる。
やめてやめてやめて、間違いを突き付けないで。
私は正しいの、今まで王女として、王女として、正しくしてきたの。
今さら間違いなどあり得ない。認めてはならない。
いやいやと頭を振る私など構わず、彼は続ける。




「俺が、お前の   敵   だから、  だ  よ」




やめて!!




「滑稽だったぜ、ルークよりも敵である俺の言うことを信じる様は。
俺が『ルーク』だと知ったときの、お前の変わり身の早さは!
なあ知ってるかナタリア、あいつがいないのは逃げたからじゃない。
 死 ん だ からだよ。預言通りに。お前たちが見捨てたせいで。
これでも自分が正しいなどと言えるのか?なあ、メリル。
彼奴がレプリカと知ったときは騙していたなどと責め立てて、
そのくせ自分がいざ同じ立場に立ったらお涙頂戴の茶番劇。
これが誇り高き一国の王女がして然るべきことなんだな、ナタリア?」




恐ろしい。
これが私の知る『ルーク』なのだろうか。
否。明らかにそうではない。
ならば、ならば。




「ぶ、無礼者!!私を陥れようなど、そうはいきませんわ。
アッシュは…『ルーク』は私にそのようなことを言いません。
どうせあなたもレプリカなのでしょう!」




ぽかん。
アッシュの表情が、そんなものに変わる。
そしてその直後、弾けたような笑い声。




「ああ、そうか。お前はやはり俺なんてどうでもいいんだな。
重要なのは過去の約束のみ。それ以外はなんの価値もない、がらくたなんだな。
俺とレプリカの違いも分からないような婚約者様が。
どの口で偉そうに本物だ偽物だと騒ぎ立てるのか」




けたけたと壊れたような笑い声が響く。
恐ろしい。
恐ろしい。
じり、と後ずさり、顔から血の気が引いていくのが分かる。
どうしてどうしてどうして、意味のないことばかりが口から零れる。
喉が引きつれて、足からどんどん力が抜けていく。
今にも座り込んでしまいそうなのに未だ立っているのは、冷たい殺気が私を貫くから。
逃げ出そうとする心とは裏腹に、体は動いてはくれない。
彼が近付いてくる。
目の前まで。
近付いてくる。
近付いてくる、くる、くる。

あたまに、てが、ふれた。




「怯えているのか、ナタリア。婚約者だろう?」




穏やかに見えるその笑顔。
それでも私に向けられた殺気は、変わらず冷たい。
頭に置かれた手のひらにも温度がない。死人のように。
嫌だと本能が叫ぶ。警鐘を鳴らす。逃げろと。逃げろと。




「今はまだ殺さない。お前にはまだ役目がある。
だが、その役目を終えた暁には、そうだ、
俺の手で、優しく 殺 し て あ げ よ う 」




さようならの言葉が重たく響く。
神様、これが聖焔を消した私への罰だというのなら、
どうかあの聖なる灰を母なる大地に還して下さい。
全てが終わった後、せめて迷わず次の世に生まれます様に。







身に見えるものだけが全てでないと



(誰が言ったのだろう。いまならその意味がよく分かるというのに)






7000ヒット代リク第二弾。
仲間厳しめというよりナタリア厳しめ…?
すいません、いざとなれば書き直す覚悟でいます(フライング土下座)




中途半端に明るい音を立てて、建物が崩れ去る。
もはや面影すら残すことなく崩壊した街。
その中心に少女と、尻餅をついた男がひとり。
白い柔肌に付着した血痕は、狂気に満ちた美しさを引立てる為の宝石のように。
周囲に倒れ伏す屍は、彼女の絶対的な強さと気高さを讃えるかのように。
淡い桜の唇が、愛らしい微笑みを描く。
彼女の兄弟たちが高々と雄叫びを上げた。
聖域に響く咆哮。
彼女の微笑みが深くなる。
残された男はもはや抵抗する気力もない。
彼女の手に握られた短剣が、男に向かってまっすぐ、勢いよく振り下ろされる。
そしてまた、世界からひとつの街が消えた。














「つぎはどこにする、ですか?」


「どこでもいいよ。どうせ最終的には殆どなくなるんだし」


「シェリダンは避けましょうね。
ルークはあそこの住人たちを気に入ってましたから」



妖獣のアリエッタ。
烈風のシンク。
死神ディスト。
かつてダアトの精鋭、六神将として名を馳せた三人が、瓦礫の街で会話を始める。
心なしかすっきりした顔のアリエッタと比べて、シンクとディストは不満げだ。



「それにしてもアリエッタ、まさか一人で全部やってしまうなんて。
お陰でカイザーディスト・プラチナレベルの出番がありませんでしたよ」


「全くだね。少しくらい僕らにも残してよ」


「ごめんなさい、です。」



うーと眉を下げて唸るアリエッタに、先ほどの狂気じみた様子はない。
あどけない、年に似合わぬ幼さの少女。
少女の中に渦巻く憎悪と悲しみは消えない。
例え彼女が狂気に満ちることとなった元凶を滅ぼしても。



「ねえ。そろそろ、くるかなあ?」


「たぶんね。正義感ぶった奴らだし」


「これだけ派手にやれば来るでしょうねえ」



そっか、と嬉しそうにわらう。
ルークを生贄に英雄になった、愚かな役者たち。
もうすぐ栄光の舞台から引きずり落とすことが出来る。
そう考えると、笑いが止まらなかった。
アリエッタの眸に、ひかりが宿る。
彼女らの耳に届いた不粋なエンジン恩。
それさえもまるで愉快な音楽に聞こえて、三人の口元が緩んだ。



「きたよ」


「きたね」


「きましたね」



瓦礫の中で笑いながら、三人が歩き出す。

英雄たちの悲劇に終演を。
愚者たちの喜劇に終焉を。


ルーク、みてくれてますか。

いま、あなたのかたきをうちます。


アリエッタが一度だけ空を仰ぐ。
奇麗な夕焼けが、ほんのすこしだけ、歪んだ気がした。






優しい焔よ、(どうかそこで待っていて)








7000ヒット代リク第一作目。
リクエストありがとうございました。


突発だった割に意外とリクが来て嬉しい攫です。

なんていうか、一人でもいればいい方かなって思ってましたので。

7000自爆したよかった…のかもしれない。←

代リクは今日、日付けが変わるまで受け付けますので、お気軽にどうぞ。



そして、あれです。

ゲームが家にあると宿題が進みません←

やばいよ春休みもう何日もないってば…!

…最終手段として解答を写すという手もありますよn(最悪)

仕方ないよお小遣いはたいてハルヒ買っちゃったもんは。(…)



7000ヒットで管理人が自爆したので、皆さんからリクエストを募りました。
5日までは受け付けていますので、掲示板、拍手、コメントまでどうぞ。
ちなみに、この企画でリクエストされた小説は期間内は全てフリーです。
期間を過ぎたものはリクエストされた方のみお持ち帰り可です。



・「グランギニョールの幕開け」続編、ディストPTイン
  →舞台上のかみさま

・仲間厳しめ逆行、王族ルーク、ルクリグ・ルクアリ、六神将仲間

・アクゼリュスでシンクとイオン入れ替わり
 自然崩落のアクゼリュスからルークのみ連れて脱出、シンルク
  →君に罪などない
・アッシュがヴァン側、ルークはアクゼリュスで死亡
 仲間厳しめで、世界滅亡を招いたとして世界中から非難される
  →信ずるべきはいつも






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いろいろともう駄目かもしれない変な人。
可愛い子と戯れることが生き甲斐です。
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