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攫の趣味に偏りまくったブログサイトです。
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7000ヒット、



    自 爆 。 




ちょっぴりせつない1○の夜。


とりあえず自分で自分にリクエストだすのは空しいです。
ですので、今日から三日間リクエストを受け付けます。
来なかったら来なかったでまた考えよう(行き当たりばったり)。
期間は今日から5日の23時までです。
ジャンルは当サイトで扱っているものに限定させていただきます。
リクエストのある方は掲示板までどうぞ。




単にネタが欲しかっただなんて、内緒です、よ。

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「シンク…俺、引っ越すことになったんだ」



----------……は?


今度はソファに転がって読書に没頭していたシンクは、そんな間抜けな声と共に、ハードカバーの分厚い本を自分の顔面めがけてダイブさせることとなった。
固い部分の直撃は避けたとは言え、重たい本を顔面に食らって平気なわけがない。
鼻のあたりをさすりながらソファから身を起こす。



「…どういうことさ」



聞き間違えであれ。
そう思いながら聞き返すが、そんな期待はあっさり破られた。



「そのまんまの意味。…学校も辞める、他の町に行くんだ。」



叶えられることのなかった期待。
ルークの言葉だけがぐるぐると頭の中を駆け巡る。
混乱しきった頭は正常な考え方ができないくらいまでになった。
気付いた時には、ルークの体を力一杯抱きしめていた。



「し、んく」


「行かないでよ」



戸惑ったようなルークの声にも構わず、力を強める。
離れたくない。
涙声で呟くシンクは、いつもよりも弱々しい。



「ごめん、シンク、ごめん」


「謝るくらいなら、いくなよ!」


「ごめんね、シンク、ほんとうにごめん」



いやだ、いやだ。
駄々をこねる子供のようにルークにしがみついて、呟く。
いっそこのまま泣けるほど子供であれば良かった。
変なプライドなんかに左右されないほど、子供であれば。

ごめんね。

震える声で呟くルークの肩に頬を寄せ、ひとつだけないた。



こどものなきごと


(別れに伴う痛みを堪えきれるほど大人にはなりきれない
声を上げて泣けるほど子供のままではいられない)



・第一回拍手・ルークのしつもんコーナー(ジェイド・ティア)








☆ルークのしつもんコーナー〜おしえて!バルフォア博士〜☆
    第一回「こどもはどうやってできるの?」の巻





「いきなりお約束な質問が来ましたねえ」


「そうなのか?で、ジェイド、どうやってできるんだよ」


「そうですねえ。詳しい説明とかわいい説明、どちらがいいですか?」


「は?何言ってんだよ、詳しい説明の方がいいに決まってんだろ」


「わかりました。では行きますよ。
まず男性が(ピーーッ)を(ドガガガン)に(ドッキューン)して(ダダダダダッ)で」


「ごめんなさいかわいい説明でお願いします!!(土下座)」


「おや、まだまだこれからだったんですけどねえ。まあいいでしょう」


「(これ以上聞いてたら何かが起こる気がする…!)」


「かわいい説明だと、そうですねえ。
熱い夜を経て仲良しになった夫婦の元にローレライがやってきて、子種を撒いてくんですよー☆」


「若干詳しい説明の一部が入ったような気がするのは気のせいかな!気のせいかな?!」


「嫌ですねえ。ちゃんと抽象的な表現にしたでしょう」


「(初っ端からこいつとコーナーやってく自信ねえ…!)」


「ではルークがひとつ大人になったところで、時間です。さようなら〜」


「できることなら一生このコーナー封印してえーーーー!!」


--------------------------------

     ☆ルークのしつもんコーナー〜おしえて!グランツ響長〜☆





「今日は私が質問に答えるわ、ルーク」

「ティアか、よろしくな!(よかったジェイドじゃなくって)」

「ええ。…質問はこれね。『シンクはどうして仮面を付けているのか』…。」

「これ、気になってたんだよな。どうしてなんだ?」

「そうね。普通は顔を見られたくない事情があるからだと思うのだけれど…」

「けど?」

「彼、結構ぽろぽろ仮面落としてるじゃない」

「そういえば…そうだな」

「本当に顔を隠したいならそんなとれやすい仮面つけないでしょう、普通は」

「まあ、普通はな」

「つまり、彼は顔を隠したいんじゃないのよ」

「え、じゃあなんで仮面なんかつけてるんだ?邪魔だろ」

「その通りよ。つまり彼は……



自らの視界を狭めることによって通常より多いであろうダメージを楽しんでいるのよ!」

「ええええええ?!(がーん)」


※ティアが普段真面目なだけに信じちゃいました


「シンク、シンクにそんな趣味があったなんて…。」

「彼にそんな趣味があるなんて、人ってわからないものね」





※後日、シンクとエンカウントしました※

「レプリカルーク、この先へは行かせ」

「しんくぅぅぅううう!!」

「は?一体何 うわあぁ?!」


※ルークがシンクに飛びつきました


「シンク、そんな趣味に走っちゃ駄目だ!
いくら師匠がドS気取ってるからって、お前が犠牲になる必要はないんだ!」

「はあ?!なんの話だよ!ていうかはーなーれーろー!」

「シンクぅぅぅううう!!」


※収集つかなくなりました






※注意※
・ルークはクイーン殺しに関わっていません
・アリエッタルーク大好きです
・アリエッタが狂ってます
















空気が、凍った。
僕もアリエッタもアリエッタのお友達でさえ動かない。
今、目の前のものはなんて言っただろう。




ルークが、  死  ん  だ  ?




「どういう…こと、ですか」



アリエッタが、ぞっとするくらい冷静な声で呟く。
その声にいつものような弱々しい響きはない。
答えによっては、目の前のチーグルは間違いなく殺されるだろう。
どんなに戦闘経験のない者でもそう分かるくらい、冷たい声だった。



「ご主人様は、障気を中和するためにレムの塔で消えたですの。
皆さん、アッシュさんの方を残すって決めたみたいですの…。
…ご主人様より、被験者が残ってた方が都合がいいって…。
一万人のレプリカといっしょに、光になって、消えちゃったですの…。」



そこまで言うと、地面に伏せてさめざめと泣き出した。
ご主人様、と縋るような声と嗚咽が聞こえる。
心臓の音さえ聞こえてきそうな位静まり返った空間。
チーグルの鳴き声だけが響く空間。
一番最初に動いたのは、アリエッタだった。



「……はっ、あはは、ふふ…あははははは!」



高く揺らがない、狂ったような笑い声が響いた。
なぜだろう、今ここで笑っているのは確かにアリエッタなのに。
どうしてこんなに、別人みたいに思えるんだろう。



「ルークが、死んだ?ころされた?あはははっ、どうして?
どうして被験者のせいで障気がでてきたのに、ルークが?
ママだけじゃたりない?どうしてルークが死ななきゃならないっ!!」



アリエッタ、と名前を呼ぶことすらできなかった。
目の前で笑い続ける少女をそう呼ぶことは、なんだかおかしい気がした。
ひゅっ、と声になりきらなかった息が消えていく。
けたけたと、今度は笑い声だけがそこら中に響き渡った。
透き通って響くそれは、まるで歌声のようだ。



「こわしてやる。ルークをころしたひと、みんな。
苦しんで苦しんで苦しんで、苦しみぬいたあとにしねばいい!!
みんなこわしおわったら、アリエッタもルークのところにいくよ。
そうしたらまたルークにあえる、イオン様にも、ママにだって!」



アリエッタの笑い声につられるように、僕も笑う。
アリエッタの友達も、同じく笑っているようだった。


そうだね、みんな壊れればいい。


留め金を失った僕らは止まることなく動き続ける。
聖なる焔の光が消えた舞台は真っ暗になった。
喜劇は終焉を迎え、これから始まるはグランギニョール。
さあ、悲劇の英雄たちを舞台から引きずり落とそう。
拍手喝采、優越感に浸るのもそこまでだよ。
光を失った英雄の末路を教えてあげる!




血塗られた
小さなアリアは舞台に上る









「ねえ」


じっとりと暑い。
湿ったような、肌にまとわりつく熱が鬱陶しい。
そのくせ目の前の少年は涼しげに立っている。
腹立たしいくらいにまっすぐに背筋を伸ばして。


「どうしてなんも言わないの」


暑くて話すのもだるいんだ。
口を開いても出てくるのはため息だけ。
いつからこんな風になっただろう。
明るくて、元気なのだけが取り柄だっただろ?俺。
暑いからだよ。暑いから。暑いから。


「ねえ」


もうおチビが何言っててもわからない。
このまま意識飛ばせたら気持ちいいだろーなあ…。
熱いコンクリートのべったりくっついて火傷しそうだ。
鉄板の上の肉みたいだ。俺。


「どうして」


水。水浴びしたい。
海もいいかも知んない。またみんなで遊びにいこう。
またビーチバレーやったら楽しいだろーなあ。
余計に暑くなるけど、それはそれでいいと思う。俺。


「すきっていってくんないの」


朦朧とする意識の中に、やたらクリアな声。
聞こえなければいいと思ったことだけははっきり聞こえる。
都合の悪い耳だね。俺。

もう暑さに逃げることはできない。
真剣な視線にやっと知らされる。
ねえ、知ってた?
テニスやってる時以外の俺って結構駄目なんだ。
ほら、だから、



他の視線も 知 る べ き だ 


(お前を見ない俺よりも、他の大事にしてくれる人を見るべきだよ、ねえ、おチビ、どうか俺なんかのために目の前の幸せを消さないで)



08.3.26 菊←リョ←?


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可愛い子と戯れることが生き甲斐です。
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